代表取締役 社長執行役員退任にあたって

この度、6月30日で、代表取締役社長執行役員を退任し、当社とは一切関わりのない形になりますことをお知らせいたします。

私としては、非公開化後も社長執行役員として継続し、再上場を目指すというつもりでしたが、KKR社より今年5月に、交代を言い渡されました。その理由については、私の中で十分咀嚼できておりませんが、決定には何の異存もありません。お客様・お取引先様の皆さんと従前お話ししていたこととは違う形になりましたことをお詫びして訂正させて頂きます。
6月11日には、新たな取締役として2名をお迎えし、うち一人がエグゼクティブチェアマン兼取締役会議長に、もう一人が社外取締役に就任し、7月1日より新たに後任の代表取締役社長が就任し、新たな経営体制となる予定です。
（詳細については、別途の会社発表をご覧ください）

私は、2004年4月に当社に入社し、そこから21年強在籍したことになります。2011年10月から代表取締役社長執行役員に就任し、それから14年弱の期間、自分なりに精一杯当社の企業価値向上を目指して進んできました。多くのお客様、お取引先様に恵まれ、また、役員・従業員の皆様の努力のおかげで、企業変革を進めつつ、増収増益を続けられるようになりました。株価としては、就任当時（9月30日の終値が株式の2分割前で1,276円：分割後で638円）から、非上場化における株価（9,850円）は、15倍強となり、最終局面でのTOBに関連した株価高騰はありましたが、私自身、当社の発展及び企業価値向上に貢献できたのではないかと考えています。

今、当社業界及び当社には、AIによる大きな変革期が訪れていると考えています。このタイミングでの交代となり、これからの激動の時代を富士ソフトと歩んでいけないのは、少し残念ではありますが、新たな経営体制の下、さらに当社が発展することを祈っています。
色々大変なこともありましたが、素敵な形で富士ソフトでの会社人生を過ごせたと思っています。在任中の皆さんのご厚情に衷心より感謝しております。今後の富士ソフトの発展と皆さんのご健勝・ご活躍を祈念しております。

2025年6月11日
富士ソフト株式会社
代表取締役 社長執行役員
坂下 智保

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