2019年10月7日
UXPを使用したセキュアな情報連携基盤を
「介護デジタルハッカソン in 横浜」に提供し、技術面をサポート
~ケアテック・オープン・ラボ横浜※の各介護事業者の介護情報を活用~
富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員:坂下 智保)は、Wakamono Innovation Network 2019実行委員会主催、横浜市後援で10月から開催されている「Wakamono Innovation Network 2019 ~第2回 介護デジタルハッカソン in 横浜~」に、Cybernetica社の情報プラットフォーム「UXP(Unified eXchange Platform)」を使用したセキュアな情報連携基盤を提供し、技術サポートとして参画いたします。 当社は2019年3月20日に、横浜市および介護事業者3社(株式会社ウェルモ、株式会社ジェイアーク、株式会社ツクイ)と、AI、IoT、セキュリティなどの先端技術で介護事業と市民サービスの向上を目指して協定を締結し、「ケアテック・オープン・ラボ横浜」として横浜市の課題解決に関する研究に取り組んでまいりました。 この度の、「Wakamono Innovation Network 2019 ~第2回 介護デジタルハッカソン in 横浜~」には、ケアテック・オープン・ラボ横浜の研究テーマの1つである「民間事業者間における効果的なデータ連携のあり方に関する研究」の一環として、参画いたします。イベントでは、ケアテック・オープン・ラボ横浜の各介護事業者の介護情報を活用し、介護情報の情報連携基盤としてCybernetica社のUXPを使用したイベント専用の環境を構築します。 UXPは、世界的に有名なエストニアの電子政府システムの連携基盤「X-Road」をもとに開発された情報プラットフォームです。情報連携基盤としてUXPを使用することで、個人情報を含むセンシティブなデータを安全に共有でき、複数のシステムの情報を提供元システムやそのデータレイアウトを変更することなくセキュアに連携し、利活用が可能となります。この基盤を活用し、行政機関、ならびに民間事業者間の介護情報を連携することで、介護など行政の市民サービスの向上や負担軽減、更に業務の効率化が期待できます。 富士ソフトは、今後も、AI、IoT、セキュリティなどの先端技術の活用を推進し、介護をはじめとする社会課題の解決に貢献してまいります。 ※ケアテック・オープン・ラボ横浜 (2019年3月20日発表) 「介護分野におけるオープンイノベーションによる課題解決に関する研究協定」を民間企業4社 と 横浜市 が締結 ~『ケアテック・オープン・ラボ横浜』始動~ URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/seisaku/2018/0320_caretex.html |
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【Wakamono Innovation Network 2019 ~介護デジタルハッカソンin横浜~について】 URL:http://yokohama.localgood.jp/win2019/ |
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急速に高齢化が進む日本において、介護領域でのデジタル技術の活用は今後必須となると言われています。 しかし現状は、既に先進的な取り組みを始めている企業・団体はいるものの、普及・深化に向けた取組みはまだ始まったばかりです。 そこで、そのような介護領域に、日本の将来を担う若者の発想力・実行力を活かすべく、イノベーション創出型ハッカソンが開催されます。 本ハッカソンは、主に介護領域・STEM領域、デザイン領域に興味・関心のある高校生・専門学校生・大学生までを対象としたチームで実施し、場合によっては、他分野のチームメイトと協働しながら課題解決を目指すものです。 |
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■概要 | ||||
開催日: | 参加応募締め切り アイデアソン、ハッカソン 公開審査&受賞者決定 |
2019年10月30日(水) 2019年11月~2020年2月 2020 年3月 |
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主催: | Wakamono Innovation Network 2019実行委員会 |
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後援: | 横浜市政策局 |
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会場: | 横浜市ことぶき協働スペース、かながわ労働プラザ、他 |
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協力: |
富士ソフト株式会社、CYBERNETICA AS |
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■横浜市政策局様よりコメントを頂戴しております。 「昨年度開催された『第1回介護デジタルハッカソンin横浜』では、新しく瑞々しいアイデアが多く生まれ、その中でも、優勝チームのアイデア『バリア回避ルートの案内アプリ』は、実装化に向けて着実に前進しています。2回目となる今年度は、2019年3月に始動した『ケアテック・オープン・ラボ横浜』の取り組みの一つとして、富士ソフト株式会社様から情報プラットフォーム(UXP)環境をご提供いただき、介護とICTの融合による更なるイノベーション創出を探ることができる運びとなりましたこと、深く感謝申し上げます。今回のハッカソンにおけるアイデアが情報連携を通じた介護分野における課題解決の萌芽となり、画期的な実証研究となりますことを大いに期待しております。」 【富士ソフトのUXPソリューション】 URL:https://www.fsi.co.jp/uxp/ デジタルトランスフォーメーションを実現し新たなサービスを創造する情報プラットフォームUXP導入をトータルサポート 2019年4月、富士ソフトはCybernetica社とUXPに関する協業契約を締結し、UXPの導入支援サービスを提供している。クラウド、セキュリティなどの高い技術力と、様々な業種・業態のお客様への豊富な実績を活かし、官公庁と民間とのサービス連携など、セキュアで利便性の高いサービス提供が求められるプラットフォームの構築を支援する。 UXPの特長:セキュアにデータを交換可能な情報プラットフォーム |
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・セキュリティ | ||||
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複数のセキュリティで データの完全性と安全性を保証 署名とタイムスタンプで、 すべての照会履歴を監視可能 |
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・連携が容易 | ||||
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既存システム・データベースをUXPに接続できる データ連携用に新たなシステムの開発は不要 |
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・情報の公開権限を簡単にコントロール | ||||
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個人毎に情報の公開権限を簡易にコントロールすることが可能 |
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■Unified eXchange Platform(UXP) URL:https://cyber.ee/products/secure-data-exchange/ X-Roadをエストニア以外の政府や組織へ提供するために発展・開発された、暗号化と相互認証の機能を持つピアツーピアのデータ交換を可能とする技術。分散型のアーキテクチャに基づいているためコスト効率が高く、システムの自立性を維持したまま、データの完全性を損なうことなくセキュアなデータ交換が可能。 この技術により、行政手続きなどのワンストップ・ワンスオンリーの実現に向けたプラットフォームとしての優位性が高い。 ■X-Road エストニアの電子政府政策の一つとして2001年にCybernetica社によって開発された電子政府システムの連携基盤。X-Roadの導入によって、行政間の紙ベースでやり取りしていた作業はすべて電子化され、大幅な労働時間の削減や作業の効率化を達成したことで注目されている。 |
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