全日本ロボット相撲関東大会は、去る、10月8日、幕張メッセ(千葉県千葉市)にて開催されました。
本年は、最先端IT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2011」の会場内で、出展企業のブースと並んでの関東大会となりました。当日は、最終日とあって、29,430名の方にご来場いただき、国外からのお客様も足を止めて観戦いただく場面があちこちで見られました。
地区大会では初めて、英語による実況解説を実施。観戦席には英文による大会概要のパネルも設置し、ロボット相撲大会の魅力を国外へ向けてお伝えすることができました。
試合では、高校生の部 自立型で、群馬県立桐生工業高校の「坐紅覇(ざくは)」(八下田裕介君)が優勝。決勝戦の相手は、昨年、高校生全国大会でBEST8に入った千葉県立東総工業高校の「輝龍」(玉置輝君)。実は去年の関東大会2回戦で、桐生工のマシンは「輝龍」に敗れており、宿命の対決となったこの一戦。「坐紅覇」がリベンジを果たしました。
一方、高校生の部 ラジコン型では千葉県立東総工業高校の「龍王」(古関智洋君)が優勝しました。
東総工は自立型、ラジコン型ともに、出場した4台全てが全国大会進出を決めました。全国大会でも活躍が期待されます。
また、全日本の部 自立型では富山県立富山工業高校がワンツーフィニッシュ。
優勝した「和差商関」(寺井敬祐君)は、全日本の部と高校生の部、両大会の全国進出を決めました。過去に両全国大会で優勝を果たしたマシンは過去2台。その偉業への挑戦が始まります。
全日本の部 ラジコン型は日大理工学部メカトロニクス研究会の「瞬華(しゅんか)」(結城耕平さん)が優勝。決勝戦は昨年全国BEST6の強敵、神奈川工科大学山本研究室の「L(リキッド)」(桑江哲也さん)と"千葉工OB同士"の対決となりました。
ところが1本目を終えたところで「L」のブレードが外れてしまい、反則負けとなり、「瞬華」の勝利となりました。
やぶれた「L」ですが、全国大会での巻き返しに期待したいと思います。
順位 | 登録番号 | シコ名 | 操作員名 補助員名 |
学年 | 所属団体名 | 全国 |
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1 | 000102 | 和差商関 | 寺井 敬祐 | 高校3年 | 富山県立富山工業高等学校 | 進出 |
2 | 000109 | ホビロン | 永井 勇気 | 高校1年 | 富山県立富山工業高等学校 | 進出 |
3 | 000188 | 天空 | 高木 義春 | 一般 | 富山県立富山工業高等学校 定時制 | 進出 |
4 | 000001 | インクライン | 大塚 昌男 | 大塚家御一行様 | 進出 | |
5 | 000234 | 原初神 | 森 太郎 | 高校1年 | 四日市中央工業高校ロボット研究部 | 進出 |
6 | 000048 | 黒百合3 | 金田 匠 | 高校3年 | 埼玉県立狭山工業高等学校 |