第１章 試合の定義 |
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第１条 |
目的
試合はチーム（選手の中からキャプテン１名を登録。チーム編成は選手５名、ロボット５台とする）双方が試合規則に従って、定められたコート内において独自に製作したロボット（ラジコン型）を用い、お互いにゴール数を競い合うものである。
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第２章 コートの規格 |
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第２条 |
コート
- コートは長さ７００ｃｍ、幅３００ｃｍの長方形で、２つのゴールエリアと１つのプレイングエリアで構成される。長い辺をサイドラインとよび、短い辺をエンドラインとよぶ。
- コートの中心からゴールエリアまでの距離は３００ｃｍとする。ゴールエリアはエンドライン側３００ｃｍ、サイドライン側５０ｃｍの区画で表示する。
- コートの周囲は、高さ１０ｃｍの防護壁で囲うものとする。
- 試合に際し、コート面の傷などについてはレフェリーが試合可能と認めた場合は補修せず継続使用する。
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第３条 |
選手操作位置
選手は互いのエンドラインより１００ｃｍ離れたところに線を引き、それ以上離れた位置から操作するものとする。
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第３章 ロボットの規格 |
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第４条 |
仕様
- 外形は幅２０ｃｍ、奥行き２０ｃｍ、高さ２０ｃｍの四角形の枠内に納まることとする。
- 重量は付属部品を含めて３０００ｇ以内とする。ただし、プロポーショナル・システム（以下「プロポ」と言う）を含まない重量とする。
- 使用するラジコンシステムは大会事務局が指定する「新ラジコンシステム」のみとする。
- 第２５条に規定する双方のチームロボットを判別できるように以下を施すものとする。
- 個別のロボットを識別する「１、２、３、４、５」の番号を縦横３ｃｍ以上で表示する。
- 番号は上面、側面に表示する。
- チーム識別のためロボットのカラーを統一し、番号は見やすい色補色で表示する。
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第５条 |
製作上の禁止事項
- 妨害電波発生装置を内蔵してはならない。
- ボール自体を吸い付けたり、故意に隠したりしてはならない。
- ロボットにボールを固定する装置を搭載してはならない。
- コート上を傷つけたり、汚したりする部品を使用してはならない。
- 液体、粉末および気体を内蔵し相手に吹き付ける装置をセットしてはならない。
- 発火装置を内蔵してはならない。
- ロボット本体が分離する装置を内蔵してはならない。
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第４章 ボールの規格 |
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第６条 |
ボール
ボールの形状は楕円形でゴム製、長さ１６～１９ｃｍ、直径１０～１２ｃｍ、重さ１６０～２２０ｇとする。
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第５章 試合の方法 |
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第７条 |
選手・ロボットの数
試合は選手５名、ロボット５台とする。 |
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第８条 |
試合時間
- 試合は３分間とする。
- 試合の中断、再開及び終了の計測は、レフェリーの裁量に委ねるものとする。
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第９条 |
勝敗
- 試合時間内にゴール数の多いチームを勝ちとする。
- 試合時間内であっても７点差をもってコールドゲームとし、直ちに試合終了とする。
- 第８条第１項の試合時間内に勝敗が決しないときは、引き続きどちらかが１点先取するまで延長戦により勝敗を決する｡
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第６章 試合の進行 |
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第１０条 |
試合の開始
- 試合はチーム双方がレフェリーの指示に従い、コート外で立礼した後コート内の味方側ゴールエリア内にロボットを置く。（プレイングエリア内にロボットの一部が出てはならない。）
- レフェリーの試合開始の笛の合図でプロポの操作を開始し、センターボールプレイスに置かれたボールを取り合う。
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第１１条 |
試合の終了
試合はレフェリーの笛の合図で終了し、チーム双方はロボットの操作を中止し、選手は操作位置に整列後、立礼する。
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第１２条 |
試合の一時中断
試合中に以下の状態となったときは、試合を一時中断する。
- ボールがサイドラインより飛び出した場合。
- スクラム状態となり試合進行がなされないと判断した場合。
- その他レフェリーが試合進行に支障をきたす恐れがあると判断した場合。
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第１３条 |
試合の再開
試合の再開は、以下のとおりに開始する。
- ゴール後の試合の再開は、センターボールプレイスにボールを置き、失点したチームはボールから５０ｃｍ以上離れた位置にロボットを置く。得点したチームは味方側ゴールエリア内にロボットを置き、レフェリーの合図により再開する。
- 第１２条１項による再開は、ボールが出た位置に最も近いボールプレイスにボールを置き、ボールを出していないチームはボールから５０ｃｍ以上離れた位置ににロボットを置く。ボールを出したチームはボール位置より１５０ｃｍ離れたライン以降にロボットを置き、レフェリーの合図により再開する。
- 第１２条２項による再開は、スクラム状態の位置に最も近いボールプレイスにボールを置き、双方その位置より１５０ｃｍ離れたライン以降にロボットを置き、レフェリーの合図により再開する。
- 試合の中断後の再開は迅速に行なうものとする。
ただし、試合の再開を遅らせたとレフェリーが判断した場合は、当該チームに反則を与えるものとする。
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第１４条 |
試合の続行
- 試合中、コート外にロボットが出た場合でも、その試合は続行するものとする。
- 前項の場合、ロボットが自力または相手ロボットによってコート内に押し戻された場合は、そのまま試合を続けることができるものとする。また、得失点後及び第１２条(試合の一時中断) による試合の再開時には、コート内に戻ることができるものとする。
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第１５条 |
選手交代、作戦タイムおよび整備
- 試合中の選手・ロボットの交代は自由とし、交代はハーフタイム、得失点後および第１２条の試合の一時中断の試合再開前にレフェリーの許可を得て行うことができる。また試合の進行に支障を期たさぬよう迅速に行うこととする。
- 一試合につき、双方１回づつ１５秒の作戦タイムをとることができる。作戦タイムの取得は得失点後および第１２条の試合の一時中断時に監督またはキャプテンからレフェリーへ申告し許可を得るものとする。
- 試合中、故障等によりロボットがプレー不可能と判断された場合はレフェリーの指示に従い、コート外へ退避させることができる。
- 試合中のロボットの整備は、指定されたエリア内のみで行うことができる。
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第１６条 |
退場
試合者が次の各号に該当する場合は退場を命じる。退場を宣告されたロボットと選手（操縦者）はその試合には出場できない。
- 第４条に揚げる「ロボットの規格」に反する場合。
- 第５条に揚げる「製作上の禁止事項」に抵触したロボットを製作し試合に出場した場合。
- ロボットより火が出た場合、もしくは火が出たと同じような状況にあるとレフェリーが判断した場合。
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第１７条 |
再出場
退場を命じられたロボットを整備し、適正であると認められた場合は第１６条に記載した試合以外へ出場することを認める。
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第７章 ゴール |
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第１８条
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得点
次の場合をゴールとし、１点を与える。
- ロボットがボールと一体となって相手ゴールエリア内にボールの一部以上が入った時点とする。
- ロボットとボールとが離れてボールのみが相手ゴールエリア内に進入した場合、味方ロボットがそのボールにタッチしたとき得点が認められる。
- 不戦勝、失格により勝敗を決するときは、勝者に７得点を与え、敗者を０点とする。（失格者の既得点は無効とする。）
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第８章 反則及び罰則 |
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第１９条 |
警告
試合者が次の各号に該当する行為を行った場合は警告とする。
警告を２回受けた場合は、相手チームに得点１点を与える。
- 試合中に選手または選手の一部（プロポ等）がコート内に入ったとき。ただしレフェリーの宣告後はこの限りではない。
- レフェリーの開始通告前にロボットが動作した場合。
- その他試合の公正を害すると思われる行為があった場合。
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第２０条 |
反則
次の各項に該当する場合は反則とし、相手チームに得点１点を与えるものとする。
- レフェリーの合図なしに試合中ロボットに触れた場合。
- 第１３条第４項の規定に違反した場合。
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第２１条 |
失格
試合者が次の各号に該当する行為を行った場合は失格とし、順位はつかないものとする。
- 相手チーム又はレフェリーおよびラインズマン等に暴言、中傷その他、フェアプレー精神に反する行為を行った場合。
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第２２条 |
不戦勝
試合開始にあたり、呼び出しがあっても指定されたコートに試合者が揃わない場合は相手チームの不戦勝とする。
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第９章 試合中負傷または事故が生じた場合 |
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第２３条 |
試合の一時中止の要請
選手が試合中に負傷し、ロボットの操作が不可能な場合は、試合の一時中止を要請することができる。ただし、レフェリーの「試合の一時中止」宣告時に双方のどちらかが得点を入れた場合、その得点は認められる。
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第１０章 異議の申し立て |
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第２４条 |
異議の申し立て
レフェリーの判定に対し、だれも異議の申し立てをすることはできない。
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第１１章 標識等の規格 |
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第２５条 |
ロボットの標識
ロボットの標識は、チーム双方のロボットが容易に識別できるよう第４条第４項に規定する識別を施さなければならない。
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第１２章 その他 |
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第２６条 |
規則の改廃
この規則の改廃は、全日本ロボット相撲大会委員会規則に基づく委員会の審議を得て大会委員長が決定する。 |
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