第3回 AI・人工知能EXPOレポート~富士ソフトのAI技術の全貌をご紹介

2019年4月3日(水)~5日(金)に「第3回 AI・人工知能 EXPO」が開催されました。富士ソフトは「AI×アーキテクチャー」をテーマに、AIインテグレーションサービスやコミュニケーション ロボット「PALRO」をはじめ、AIパートナー各社の展示等、AIに関する多種多様な商品やサービスを展示しました。また、ブース内のセッションスペースで会場限定のミニセミナーを行い、富士ソフトのAIへの取り組みやAI技術の全貌をご紹介しました。

市場ニーズが高まるAI・人工知能のビジネス活用

「AI・人工知能 EXPO」は人工知能の専門展示会として2017年より毎年開催されています。回を重ねるごとに出展社数・来場者数ともに増加し、日本最大のAI専門展としてあらゆる業界から注目されている展示会です。第3回となる今回は会場の広さも前年比1.2倍となり、AI関連の様々な基礎技術をはじめ、AIを活用した各種アプリケーションやサービス、AI向けシステム基盤、AIコンサルティングなど、多彩な展示が並びました。

主催者のリード エグジビション ジャパン株式会社の速報では、来場者数は合計4万8,739人と、本展示会において過去最高を記録。市場のAI・人工知能への興味や期待がいっそう高まっていることがうかがえます。富士ソフトの説明員も、「昨年よりも、より具体的な課題意識を持って説明を求める人が多くなった」と、企業でのAI導入が本格化していることを感じました。

長年にわたる研究開発で培った富士ソフトのAI技術を展示

富士ソフトは、「AI×アーキテクチャー」をテーマに、これまでのAI技術開発への取り組みやAI技術の活用例の数々をご紹介しました。

当社は、10年以上前からコミュニケーション ロボット「PALRO(パルロ)」の開発を通じてAI技術の研究に取り組み、数々の実績を積んできました。AIを熟知した多数の技術者が在籍しており、AI関連の社内ハッカソンを実施するなど、その技術力の維持向上に努めています。

日本ディープラーニング協会(JDLA)認定資格では、ディープラーニングの基礎知識やビジネスへの応用能力に関するG(ジェネラリスト)検定は235名、ディープラーニングの理論や実装能力に関するE(エンジニア)資格は23名が保有しており、日本最大級のAI技術者集団となっています(2019年4月現在)。

「PALRO」は、高齢者福祉施設をはじめとする様々な現場で活用され多くの成果を上げています。2018年8月には個人ユーザーに向けた「PALRO ギフトパッケージ」の販売も開始しました。また、今年3月に開催した株主総会においては、無人受付システム「moreReception(モアレセプション)」と「PALRO」をコラボレーションさせるという新たな試みを実施しました。株主様をお迎えしつつ、同時に自動で来場受付を行います。

AI技術開発の取り組みの一例として、当社の新たなAIエンジンによる「自然言語意味理解」のデモを参考出展しました。このAIエンジンは、自然言語の文章を読み込んで意味のつながりなどを学習し、知識として保持するため、「浦島太郎の職業は漁師」など物語に直接現れない表現についても回答することが可能です。デモでは、「浦島太郎」を読み込ませ、「亀をいじめたのは誰?」「竜宮城にどうやって行ったか」などの質問にAIが回答する様子をご紹介しました。ビジネスにおいては、マニュアル等を読み込ませてFAQ化するなどの用途に適していると考えており、今後はお客様にご提供できるよう完成度を高める取り組みを進めていきます。

そのほか、パートナー企業が提供するAI関連サービスやプロダクトとして、SENSY株式会社のパーソナル人工知能「SENSY」、HEROZ株式会社のBtoB向けAIサービス「HEROZ Kishin」、そしてソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の「画像判別ソリューション」の3つを紹介しました。

「AIインテグレーション」で、お客様の課題を解決


AI技術を産業に役立てるためには、それぞれのお客様環境において、AI活用の目的や適用分野などを明確化し、その実現に向けてAI以外の技術も含むIT環境を総合的に整備していくことが重要です。そこでぜひ役立てていただきたいのが、長年にわたり独立系のSIerとして豊富なプロジェクトに取り組んできた、当社の知見やノウハウです。

当社は「AIインテグレーション」の考え方に基づき、お客様の課題を解決するためのサービスを提供しています。AIインテグレーションとは、AI分野において、お客様の経営的観点やビジネスシーンの視点を整理し、お客様の付加価値に繋がるAIとAIを活用するシステムを、コンサルティングから開発、保守まで一貫したサービスとして提供するものです。

業務へのAI技術導入に先立って行うPoC(概念実証)環境での検証では、具体的なAIモデルの選定や、学習のためのインフラなどを準備する必要があります。富士ソフトでは、このようなニーズに向けて、AIモデル選定支援と学習用GPUサーバをパッケージした「PoCパッケージ」をご用意しました。当社データセンター内に高性能GPUサーバ環境を構築、PoCに最適な性能・価格で提供しています。

また、現場におけるAI技術活用では、回線負荷やセキュリティなどを考慮して、エッジAIの導入も進められています。エッジAIは、前段階としての目的設計や学習データ製作、後段階でのAI学習やデバイス実装など、複雑なプロセスが必要です。富士ソフトは、「エッジAIデータ・コンサルテーション」と「エッジAI実装・コンサルテーション」の2つのサービスで、それぞれをサポートします。またこれらを一気通貫でサポートする「エッジAIコンサルテーション」も提供しています。

AI・人工知能 EXPOでは、エッジAI実装の一例として、カメラの映像から人の顔を認識するだけでなく、目や口などのパーツを認識するデモを展示しました。また、ロボティクスを活用したデモとして、製造や物流の現場で使われるピッキングロボットに3Dカメラを装着し、AIで物体の形状を識別し、アームが自動で物体をつかむデモも参考出展しました。このデモの特徴は、少量の学習データで形状識別を実現しており、同様の形状であれば追加の学習データを必要とせず、形状の識別が可能です。

富士ソフトでは今後も、より多くのお客様にAI技術を活用していただけるよう、技術研究やサービス開発を加速させていきます。富士ソフトのAIソリューションについてご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

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FUJISOFT編集部

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