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    VMware 仮想化ソリューション

独立系SIerとして新しいデスクトップ仮想環境を提供

vExpertが語る

独立系SIerである当社のメリットが活きるVDIソリューション
VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure

最近需要が拡大しているのが、クラウドベンダから提供されるVDI(仮想デスクトップインフラ)サービスだ。当社では独立系SIerの立場を活かし、ヴイエムウェアとマイクロソフトの製品それぞれに強いエンジニアたちの英知を結集。他社に先駆けてVMwareとWindows 10を組み合わせたサービス導入を支援している。

富士ソフト株式会社 ソリューション事業本部 インフラ事業部 VMソリューション部 部長(vExpert)

富士ソフト株式会社
ソリューション事業本部
インフラ事業部 VMソリューション部 部長

清水 歩(vExpert)

VCAP-DTM(VMware Certified Professional Desktop and Mobility)を取得。仮想デスクトップを中心に、数多くの仮想環境のプロジェクトマネージャを務める。現在はプリセールスとしてVMware HorizonとApp Volumes、NSXなどを組み合わせて顧客特性に最適なEUCを提案。

富士ソフト株式会社 ソリューション事業本部 インフラ事業部 VMソリューション部 第2技術グループ 課長 小池 貴詞

富士ソフト株式会社
ソリューション事業本部
インフラ事業部 VMソリューション部 第2技術グループ 課長

小池 貴詞(vExpert)

基盤系プロジェクトの技術担当者として数多くのプロジェクトを担当。仮想デスクトップ案件に必要とされるサーバ、ネットワーク、ストレージという幅広い基盤構築の経験を基に技術スキルを磨き、2016年にはVCIX(VMware Cetrtified Implementation Expert)という高難易度の資格試験に合格するなど、実務経験と資格の両面からプロジェクトを支える技術者。

VDI環境の構築に費やす工数と時間を1/5~1/10に削減できる

VMwareソリューソョンの第一人者として、富士ソフトのブランド力を一躍高めるきっかけとなったのが、VDIへの取り組みだ。ヴイエムウェアがリリースしたVMware Horizonの技術にいち早く着目し、インフラ構築の分野で遅れを取っていた国内SIer集団の中から先頭へと抜け出した。 このチャレンジ精神は、今もまったく変わらない。インフラソリューション部の清水歩はこう語る。「私たちは技術力を強みとして、世の中でまだ実績の少ないことに果敢にチャレンジしています。他社が手を伸ばすべきかどうか躊躇している最新の技術にも、エンジニアたちは全力を挙げて嬉々として乗り出していきます」 そうした中で新たに着目したのが、「VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure」だ。その名のとおりVMware HorizonをベースとするVDIソリューションを、マイクロソフトが提供するMicrosoft AzureのIaaS(Infrastructure as a Service)上で利用できるサービスで、2018年5月29日のバージョン1.6のリリースと同時に取り扱いを開始した。VDIは、働き方改革の推進、ユーザー増減への柔軟な対応、国内外拠点への迅速なIT環境の展開、デスクトップ環境のDR(災害復旧)対策など、多様な目的から企業の活用が進んでいる。 同じくインフラソリューション部の小池貴詞は次のように説明する。「Windows 10が正式にサポートされたことが最大の強化ポイントです。既に何らかの社内システムをMicrosoft Azure上で運用しているお客様は、VDIを簡単に導入できます。富士ソフトが提供している一連のVMwareソリューションにおいても、この技術は今後の私たちの競争優位を固めていく上での重要な武器になると考えました」 VDI環境をオンプレミスに構築するには、ホストサーバの購入をはじめ、相応の初期コストとSI作業が発生する。これに対して、クラウドサービスならば比較的気軽に導入することができ、効果を実証しながら徐々に適用業務やユーザーを拡大していくことも容易だ。「VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureを利用すれば、VDI環境の構築に要する工数や時間は1/5~1/10に削減されるのではないでしょうか。しかも曜日や時間帯で起動するVDIの台数を調整し未使用の仮想マシンをシャットダウンすれば、従量課金のAzureではその分は課金されないので、運用コストを節約できます」と、小池はメリットを説く。

(左)清水 歩(右)小池 貴詞

VMwareに特化したインフラエンジニアの壁を
社内マイクロソフトチームとの連携で乗り越えた

小池 貴詞 このように魅力的で、なおかつ利便性の高いクラウドベースのVDIであるにもかかわらず、当社がなぜ他社に先んじてバージョン1.6のリリースと同時に取り扱うことができたのか。 実はVMware Horizon Cloud on Microsoft Azureは、マイクロソフトがMicrosoft Azureで標準的に提供している機能と、ヴイエムウェアが提供するVMware Horizon Cloudのコントロールプレーン(管理画面)を連携する形で実現されている。すなわち、VMware Horizon Cloud on Microsoft Azureの基盤となっているのは、ヴイエムウェアで慣れ親しんだVMware ESXi Serverとは異なる「Windows Azure Hypervisor」と呼ばれるマイクロソフト独自のハイパーバイザーなのである。 「これがVMwareに専門特化してきたインフラエンジニアにとっての、最初で最大のハードルとなります」と語る清水は、「Microsoft Azureの仕組みをアーキテクチャーレベルで理解できていないと、そもそもオンプレミスのVMware Horizonで提供してきたVDIの機能やサービスを、クラウド上でどこまで再現できるのかも判断できないのです」と強調する。 「2013年頃から今日に至るまで、“VMware一筋”に仮想化技術を追いかけてきた私自身もそうでした。例えばMicrosoft AzureのインスタンスとオンプレミスのサーバをインターネットVPNで接続する際に、どの機器がサポートされているのか、どのオプションが使えるのかも手探りでした」と小池も振り返る。 では、この壁を富士ソフトはどうやって乗り越えてきたのだろうか。強力な後ろ盾となったのは他でもない社内のマイクロソフトソリューション部隊である。「彼らはMicrosoft Azureについても業界トップレベルの実績と高度な技術ノウハウを有しており、数回に及ぶ勉強会と緊密なコミュニケーションと通じて、その知見を私たちVMwareチームに伝授してくれました。おかげでWindows Azure Hypervisorの仕組みをほぼ理解でき、現在は、お客様のどんな要件にも自信をもってソリューションを提案できます」と小池は胸を張る。

小池 貴詞

マルチクラウド/クロスクラウドの世界に向けて
先頭を走るソリューションを提供していく

もちろん、単にVMware Horizon Cloud on Microsoft Azureを利用したVDI環境の構築をサポートすることだけが、富士ソフトが目指すソリューション展開の在り方ではない。「その先にあるお客様のビジネスに、より多くの付加価値を創出していくことが私たちのミッションです」と清水は訴求する。 例えば、「働き方改革」もその1つだ。同じMicrosoft Azureのプラットフォーム上でOffice 365のほか、Microsoft Azure Active Directoryによるユーザー管理や二要素認証などのセキュリティ、さらにはヴイエムウェアのWorkspace ONEも統合したデジタルワークスペースを提供し、今まで以上に柔軟なテレワークを支援できる。 また、VMware Horizon Cloud on Microsoft AzureはVDIだけでなくRDS(Remote Desktop Service)方式にも対応しており、この場合はNVIDIAのGPUアクセラレーターを割り当てたVMインスタンスを利用することも可能。「3D CADや機械学習などの高度なアプリケーションを、仮想デスクトップ上で実行することができます」と小池は言う。 さらに視野を広げると、VMware Horizon Cloudのソリューションは、Microsoft AzureだけではなくIBM CloudやAmazon Web Service(AWS)にも実装されており、いわゆるマルチクラウド/クロスクラウドの世界へと向かっている。 「お客様にとって重要なのは、どのクラウドプラットフォーム上のVDIを使えるかではありません。さまざまな業務やユーザーごとに必要とされるアプリケーションやサービスを統合したデスクトップを、必要な時に、必要なだけ、簡単に調達して利用できるのがベストな環境です。複数のクラウドをまたいだシームレスなデータやリソースの連携、デスクトップのプロビジョニング、一元管理などには高度な技術が要求されますが、そうした苦労や手間はすべて私たちが“縁の下”で代行します」と清水は語る。 ヴイエムウェアが提唱する「Any Cloud」「Any Application」「Any Device」のコンセプトを体現するVDIのソリューションを、富士ソフトは今後も国内SIerの先頭を走り続けながら提供していく考えだ。

(左)清水 歩(右)小池 貴詞

富士ソフトのVMware導入事例

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