2022年11月7日
富士ソフト株式会社は、文部科学省の「令和4年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進事業」(*1)に採択されました。
バーチャル教育空間「FAMcampus(ファムキャンパス)」を活用し、不登校対策におけるバーチャル教育空間の効果検証と課題の抽出、新たな可能性の検討に取り組みます。
文部科学省が2022年10月27日(木)に公表した「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」(*2)によると、国内の小中学生における不登校生は約24万人(前年比124%)に及び、9年連続で増加の一途をたどっています。行政は不登校生に対して、対面授業と同等の教育機会を保障する必要がありますが、授業を受けられる環境と体制の構築に有効な方策が確立されておらず、政策課題となっています。
富士ソフト株式会社はこの政策課題の解決に寄与すべく、学校関係者、有識者とともに「バーチャル教育空間(教育メタバース)を活用した不登校支援」をテーマとした実証事業を提案し、採択されました。
この実証事業では、不登校生を支援する支援プログラムと体制を構築し、「FAMcampus」上での実証を通じて、不登校対策におけるバーチャル教育空間(教育メタバース)の効果を検証するとともに、検証結果に基づく課題の抽出と教育機会の保障につながる新たな可能性を検討いたします。
当社は、ICT分野における技術力・開発力で、教育分野におけるDXを加速させ、子どもたちと社会の明るい未来を創造してまいります。
文部科学省 令和4年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進事業(*1)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416148.htm
期間:2023年3月31日まで
目的:「GIGAスクール構想」による「1人1台端末」の活用が進む中、目指すべき次世代の学校・教育現場等を見据えた上で、教育の質の向上を図るとともに、
新たな政策課題に対応するため、教育現場で活用し得る先端技術や教育データを効果的に利活用するための実証等を行う。
実証事業名:不登校対策としての「教育メタバースの効果と課題」と今後の可能性の検証
内 容:不登校生がアバターでバーチャル教育空間に通学し、不登校支援プログラムへの参加、講師やカウンセラーによる支援を受ける。
不登校生にアンケート調査等を実施し、バーチャル教育空間への適応や自己肯定感の向上などの効果検証、検証結果に基づく課題の抽出、
教育機会の保障につながる新たな可能性を検討する。
実証校:東京都小金井市内 小中学校
協力者:東京都小金井市教育委員会、東京学芸大学ICTセンター、NPO法人元気プログラム作成委員会(カウンセリング研修センター学舎ブレイブ)、
東京学芸大学附属小金井中学校
令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(*2)
https://www.mext.go.jp/content/20221021-mxt_jidou02-100002753_2.pdf
実証に使用する製品:FAMcampus(ファムキャンパス) https://www.famcampus.jp/
「授業も、授業外も、個別質問も。みんなを感じられるバーチャル教育空間」
以上
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