2022年10月31日
富士ソフト株式会社は、自社で無線通信の基地局を構築し、10月31日(月)に秋葉原オフィス7階にローカル5Gラボを開設しました。ローカル5Gは、技術面、価格面の課題から一般企業における利用が進んでいません。当社はこれまで培ってきた技術力や知見を活かし、お客様企業独自の5G網を構築して様々なユースケースを想定した検証を行い、お客様のビジネス革新への貢献を目指してまいります。
総務省が3月29日(火)に公表した「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」では、2023年度末までに全国の5Gの人口カバー率を95%にし、全市区町村に5G基地局を整備することが発表されました。スマートフォンやタブレット端末などの通信機器でも5G対応が進んでいます。4Gまでは通信事業者のみがサービスを提供していましたが、5Gではエンタープライズに向けたビジネスシーンでの利活用を想定して通信規格が拡張され、企業や自治体などが特定のエリア内に独自の5Gネットワークを構築する無線システム「ローカル5G」が制度化されました。日本国内では、総務省が5Gによる様々な課題解決に向けた実証実験を推奨したり、ローカル5G事業者へ補助金を支給したり、普及に向けた取り組みを推進しています。
しかし、5Gの普及は進むものの、一般企業におけるローカル5Gの利用はあまり進んでいません。ビジネスにおいてローカル5G技術を活用するには、ビジネスに合わせたカスタマイズが必要で、そのための様々な技術力や経験が必要になります。
富士ソフトは、SIerとしてこれまで培ってきた様々な知見や技術力を活かし、自社で無線通信の基地局を構築。電波法第4条に基づくローカル5G無線局免許を6月23日(木)に取得し、10月31日(月)に秋葉原オフィス7階に「ローカル5Gラボ」を開設しました。ローカル5Gの特長である、柔軟性を活かしたお客様企業独自の5G網を構築してビジネスをアップデートすることを目指し、高度な技術力をもって様々なユースケースを想定した検証に取り組みます。蓄積した技術やノウハウを基に技術的に難易度の高い5G技術のカスタマイズを実現し、課題解決の一翼を担うラボを目指してまいります。
当社は、ローカル5Gラボでの取り組みにより、さらにお客様に寄り添ったサービスを提供するとともに、5Gの可能性の追求と技術革新への貢献に取り組んでまいります。
総務省 デジタル田園都市国家構想インフラ整備計画
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban01_02000042.html
総務省 GO!5G ローカル5Gの申請者及び免許人一覧
https://go5g.go.jp/sitemanager/wp-content/uploads/2020/10/220831-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AB%EF%BC%95%EF%BC%A7%E5%85%8D%E8%A8%B1%E4%BA%BA%E7%AD%89%E4%B8%80%E8%A6%A7.pdf
ローカル5Gラボ
https://www.fsi.co.jp/5g-info/
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