2022年3月30日
富士ソフト株式会社は、株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社学研塾ホールディングスおよび株式会社学研メソッドとの共同実証結果に基づき、バーチャル教育空間「FAMcampus(ファムキャンパス)」を開発、2022年4月1日(金)より提供を開始いたします。
子どもたちの学び方が多様化し、教育現場ではオンライン学習が一般的なものとなりました。しかし、オンライン学習環境の多くは、授業前後の休憩時間などに行われていた生徒1人ひとりへの丁寧な指導や助言が行えず、質問や会話の機会も減ってしまいました。生徒の学習意欲や競争心も低下してしまい、オンライン学習における課題の1つとなっています。
富士ソフトは、これらの課題解決に向けた新しいバーチャル教育空間「FAMcampus」を、2022年4月1日より提供開始いたします。
FAMcampusでは、生徒はバーチャル空間上に再現した教育空間にアバターとして通います。集合授業型や個別指導型といった指導形態に応じて用意されたフロアにログインし、先生や仲間の存在を感じながら、日々の授業や自習といった学習活動に取り組みます。学習に励む仲間の存在から生徒自身が刺激を受けることにより、学習意欲や競争心の向上につながります。また、アバター同士をぶつけるだけで会話(ビデオ通話)ができるため、先生や仲間とのコミュニケーションをスムーズに取ることができます。
富士ソフトは、ICT分野における技術力・開発力で、教育分野におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)を加速させ、事業の強化・拡大を目指してまいります。
FAMcampusは、子どもたちの未来をサポートします。
共同実証について
FAMcampusの開発にあたり、株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社学研塾ホールディングスおよび株式会社学研メソッドと、新しいオンライン学習環境の実現に向けた共同実証を行いました。
共同実証では、学研のグループ塾に通う1,466名の生徒、保護者へのサービスデザインの手法を用いユーザーリサーチを実施。先生や仲間の存在を感じることで、学習意欲の向上に期待できるといった、ユーザーリサーチの結果に基づいた、オンライン学習環境に求められる必須要件を抽出し、FAMcampusの開発に反映しました。
今後は、FAMcampusの行動データと成績などの学習データを組み合わせて分析することで、テスト結果だけでは知り得なかった生徒1人ひとりの特性を可視化。個々の生徒への適切な指導に役立てるといった新たな付加価値創出に取り組みます。
富士ソフトと学研塾ホールディングス、バーチャル学習塾の実現に向けた共同実証を実施
https://www.fsi.co.jp/company/news/20211125_1.html
共同実証および評価にご協力いただいた企業様のエンドースメント
株式会社学研ホールディングス
https://ghd.gakken.co.jp/
代表取締役社長 宮原 博昭様
「FAMcampusの正式リリースを心よりお祝い申し上げます。
現在、学研グループでは教育分野におけるDXを強力に推進しております。ICTを活用した新しい教育サービスを開発していくなかで、本来人が指導する教育においては『人の温もり』をどのようにデジタル教育サービスのなかに取り入れていくかが大きな課題でした。
富士ソフトさまのFAMcampusを利用することで、弊社グループが標榜する『スマート教育』の実現に大きく前進できることになりそうです。人の温もりとデジタルの融合によるスマート教育を提供させていただくことで、児童・生徒さまの学習が飛躍的によりよいものとなると確信しております。」
<関連製品>FAMoffice(ファムオフィス)
https://www.famoffice.jp/
「あつまる、つながる、ひろがるオフィス」をコンセプトにした、仮想オフィス空間。
リアルのオフィスで行われていた、ちょっとした相談や雑談、声掛けなど、一緒に働く一体感を仮想空間上で再現します。
以上
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TEL:0120-964-529
E-MAIL:famcampus_info@fsi.co.jp
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