2021年6月16日
富士ソフトのセキュリティ技術者であり、横浜国立大学先端科学高等研究院の連携研究員でもある、原 悟史が主著した論文「IoT機器の実機を用いたマルウェア動的解析手法の検証」が、第16回電子情報通信学会 通信ソサイエティ論文賞(優秀論文賞)を受賞いたしました。
一般社団法人 電子情報通信学会は、国内最大の電気情報系の国際学会です。同論文は、電子情報通信学会和文論文誌Bに掲載され、通信分野の和文論文誌に掲載された中で有効性、体裁、貢献度、信頼性の観点から特に優秀な論文に贈られる、通信ソサイエティ論文賞を受賞いたしました。
IoT機器は日々多様化し、サイバー攻撃もさまざまな振舞いを行うようになっています。これまでは、IoT機器上で動作するマルウェアの解析は、仮想環境上にIoT機器を模擬した環境を構築して検証を行っていましたが、実機での振舞いの検証が十分ではありませんでした。
本論文では、さまざまなIoT機器の実機で実証実験を行い、動的解析手法の問題点や制限の議論を行っています。
第16回電子情報通信学会 通信ソサイエティ論文賞(優秀論文賞)
「IoT機器の実機を用いたマルウェア動的解析手法の検証」
技術管理統括部 セキュリティマネジメント部
セキュリティ技術推進室長 原 悟史
共著:横浜国立大学大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院
※電子情報通信学会論文誌B Vol.J103-B No.8 pp.272-283 (2020/08/01)
https://search.ieice.org/bin/summary.php?id=j103-b_8_272&category=B&year=2020&lang=J&abst=
富士ソフトのセキュリティソリューション https://www.fsi.co.jp/project/s/index.html
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