Amazon S3 API完全互換の
オブジェクトストレージ CLOUDIAN HyperStore®
オブジェクトストレージとは、「オブジェクト」という単位でデータを管理するストレージのことです。従来のようなファイル単位やブロック単位のデータをディレクトリ構造で管理するストレージと異なり、データサイズやデータ数の保存制限がないため、大容量データの保存に適しています。AWSやAzure、GCPといったクラウドサービスもこのオブジェクトストレージ技術を採用しており、多くの企業に活用されています。
CLOUDIAN HyperStoreはクラウドではなくオンプレミスの環境にこのオブジェクトストレージを展開できる製品として注目を集めています。クラウドと同じようにスモールスタートができ、かつスケールアウトも容易なため、多くのお客様にご好評いただいています。
大容量のデータを扱う業種でのご利用実績があります。
※ピンチアウトして、画像を拡大してご覧ください。
Amazon S3と同等のオブジェクトストレージを自社内のデータセンターに構築できるCLOUDIAN HyperStoreですが、欧州での急成長にはある法律が関連しています。
2016年4月に制定されたEU一般データ保護規則(General Data Protection Regulation; GDPR)そして、2018年3月に米国で成立したCLOUD法(Clarifying Lawful Overseas Use of Data)です。
AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなどメジャーなパブリッククラウドは米国企業が提供していますが、CLOUD法は犯罪捜査を目的として、米当局がサーバーに保存されたデータにアクセスすることを認めており、これがGDPRの個人情報保護に違反しているとしてEU圏の企業はパブリッククラウドサービスの代わりとなるものを探す必要がありました。
そんな中、Amazon S3同等のオブジェクトストレージを自社内のデータセンターに構築できるCLOUDIAN HyperStoreが注目を浴びることになったのです。Amazon S3 APIと完全互換でAmazon S3対応クライアントやアプリを改修せずに活用できる移行のしやすさも選定要因となり、CLOUDIAN HyperStoreの欧州での急成長につながりました。
もちろん日本企業も例外ではなく、欧州経済領域(EEA)域内で取得した個人情報をEEA 域外に移転することを原則禁止されており、しっかりした対策が必要です。 違反行為に対しては罰則規定があり、高い制裁金が課されるリスクもあります。