2011年12月18日、国技館において第23回全日本ロボット相撲全国大会が開催され、日本国内はもとより、海外からも激戦を勝ち抜いた総勢96台のロボットが、【横綱】の称号を懸けて熱い戦いを魅せてくれた。
自立型は優勝候補筆頭として挙げられていた昨年度の横綱、「六次元K」(チーム両国)がその強さを如何無く発揮して二連覇を達成!
準優勝は「ゴアヘッド猛」が入り、チーム両国がワンツーフィニッシュを飾った。
女性操作員として唯一、決勝巴戦までコマを進めた国東高等学校の「黒津崎」は3位入賞。社会人チームに一歩もひけをとらない堂々とした戦いを見せてくれた。
ラジコン型の決勝巴戦は1勝1敗で3チームが並ぶ大混戦に。
得失本数差により、三豊工業高等学校の「青穹(ソラ)」が優勝!三豊工業高等学校は昨年の「八代将軍」に続き、二年連続で横綱を輩出した。
準優勝は神奈川工科大学山本研究室の「L(リキッド)」。昨年はブロック決勝で涙を飲んだが、今年は自己最高の順位に、表彰台で笑顔を見せてくれた。
3位はバルビゾンファミリーの「魔女の鼻R2」。バルビゾンファミリーは福岡工業大学城東高校のOBが中心となっているチームだが、今年は合わせて3台がBEST6に入った。悲願の初優勝は着実に近づいている。
インターバルでは、震災により大きな被害を受けている福島原発の支援活動をしている、千葉工業大学 fuRo副所長の小栁栄次先生より、災害支援ロボット「Quince」のデモが行われ、ものづくりの大切さを実感することができた。
また、表彰式では、6年ぶりに、文部科学大臣 中川正春様がご来駕いただきました。中川大臣から、本大会への感謝のお言葉をいただいた。
全ての選手が、真剣に、正々堂々とぶつかりあった4時間の激戦は、観客に感動を与えてくれた。
大会事務局より、全ての選手に拍手と、尊敬の念を贈りたい。
順位 | 登録番号 | シコ名 | 氏名 | 学年 | 所属団体名 |
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優勝 | 000077 | 六次元K | 木嶋 泰道 | 一般 | チーム両国 |
準優勝 | 000226 | ゴアヘッド猛 | 河野 孝幸 | チーム両国 | |
3位 | 103012 | 黒津崎III | 田中 真実 | 高校3年 | 大分県立国東高等学校 |