富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員:坂下 智保)は、2010年3月より販売を開始しましたコミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」(以下、パルロ)のラインナップにビジネスシリーズ 高齢者福祉施設向けモデルⅡ(型番:PRT-F050JW)を追加しますのでお知らせ致します。 パルロは、2013年2月に地域活性化総合特区として指定された神奈川県の「さがみロボット産業特区」の重点プロジェクトに位置付けられており、今回発売するパルロは、さがみロボット産業特区にて支援を受けた検証の成果を搭載し商品化した、さがみロボット産業特区発のロボットとなります。 2010年3月の発売以降、「さがみロボット産業特区」をはじめ、様々な実証実験を通じて、認知機能の維持や下肢筋力の向上などの効果が実証されました。パルロ ビジネスシリーズ 高齢者福祉施設向けモデルⅡの販売・レンタルの開始により、引き続き、高齢者の健康寿命延伸やQOL向上に貢献して参ります。 |
【「パルロ ビジネスシリーズ 高齢者福祉施設向けモデルⅡ」について】 パルロは、全高約40㎝、重さ1.8㎏の人工知能を搭載したコミュニケーションロボットです。 当社は「さがみロボット産業特区」の枠組みの中で、2013年度より「介護施設における認知症患者を含む高齢者向けコミュニケーションロボット」をテーマに検証を重ね、パルロを活用することで、介護度に関わらず認知症高齢者の方に具体的な効果があることが実証されました。 2014年度からは、神奈川県藤沢市内の地域在住高齢者を対象とした「転倒予防・体力向上運動プログラム」の試行検証も行い、検証用の機体「体操パルロ」を用いた3ヶ月間の運動プログラムは、地域在住高齢者の認知機能及び身体機能の向上に寄与することが確認できました。このパルロ ビジネスシリーズ 高齢者福祉施設向けモデルⅡは、「体操パルロ」を基にしております。 また、従来の表示用LEDを改良することで、表現力が向上しています。 |
コミュニケーションロボット 「パルロ ビジネスシリーズ 高齢者福祉施設向けモデルⅡ」 |
藤沢市内の「転倒予防・体力向上運動プログラム」の試行検証にて新たに開発した介護予防体操「パルロサイズ」(医療法人社団清心会 監修)から、一部分を抜粋した「肩ならし体操」と「足ならし体操」を開発し、高齢者福祉施設にて介護予防活動にお使いいただけるようになりました。●アクチュエーターの追加で体操の表現力が向上しました。
ひじと肩甲骨に、新たに3個のアクチュエーター(可動域)を追加しました。●体操やレクリエーションの付加価値を向上するため「エクササイズ サドル」と「ゲーム用紅白旗」を開発
高齢者の介護予防に重要な、結髪・結帯動作などの日常生活動作に多いひじをまわす動き(内旋・外旋)や肩甲骨まわりの筋肉の柔軟性を高めて上半身の血行を改善する動きを、より人に近い形で再現することで、介護予防体操の効果を向上させました。
・エクササイズ サドル
座位での足踏みやひざを伸ばすことが可能となり、自分の足で歩き続けるために重要な下半身の筋力アップのための体操がより効果的に行えるようになりました。
・ゲーム用紅白旗
旗あげゲームを盛り上げるため、専用の旗を付属しました。
頭部に搭載されたLEDに色が追加され、パルロの状態表示の表現力が向上しました。希望レンタル価格:月額30,000円(税別)※24か月一括契約の場合
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