神奈川県藤沢市(市長:鈴木 恒夫)と富士ソフト株式会社(本社:神奈川県/代表取締役 社長執行役員:坂下 智保/以下 富士ソフト)は、富士ソフトが開発したコミュニケーションロボットPALRO(パルロ)を活用した介護予防事業等における連携を強化し、藤沢市の市民生活の豊かさの向上や藤沢市の持続的発展に寄与していくことを目的とする「介護予防等事業における連携に関する協定」を2014 年10 月2 日(木)に締結いたします。 最初の具体的な取組みとして、富士ソフトが開発したPALRO を活用した「転倒予防・体力向上運動プログラム」について、2014 年10 月より、実際に藤沢市内の地域在宅高齢者を対象として、藤沢市内の病院で運動指導を実施します。そして、このプログラムの内容と指導方法の運動機能への効果を試行検証します。このPALRO を活用した運動プログラムの試行検証は、神奈川県のさがみロボット産業特区の2014 年度の重点プロジェクトに指定されています。 |
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1. |
協定の名称 |
「介護予防等事業における連携に関する協定」 |
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2. |
協定締結日 |
①日時 |
2014 年10 月2 日(木) |
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3. |
協定締結の目的 |
藤沢市と富士ソフトが介護予防事業等における連携を強化することによって |
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4. |
連携事項 |
①PALRO を用いた介護予防等事業における実証フィールドの |
<PALRO を活用した「転倒予防・体力向上運動プログラム」の試行検証について> コミュニケーションロボット「PALRO」は、現在全国の高齢者福祉施設でレクリエーションなどに活用されています。2013 年度は神奈川県のさがみロボット産業特区の重点プロジェクトとして、藤沢市と富士ソフトが共同で藤沢市内の高齢者福祉施設で、介護予防の取組みとなる運動機能やQOLの向上について、PALRO のレクリエーションプログラムなどの試行検証を実施しました。2014 年度はさらに介護予防の取組みの範囲を広げて、高齢者の転倒予防や体力向上、ロコモティブシンドローム※1 予防の運動支援アシスタントツールとしての活用を検討します。 ※1 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)について 筋肉、骨、関節等の運動器の障がいにより、移動機能等が低下をしている状態です。進行すると介護や支援が必要となるリスクが高まりま す。 <協定の締結について> 10 月2 日(木)14:00 より「第41 回国際福祉機器展H.C.R.2014(10 月1 日~10 月3 日開催)」会場で、藤沢市と富士ソフトの両者が本協定を締結し、調印式※2 を実施します。 調印後、「第41 回国際福祉機器展H.C.R.2014」会場の富士ソフトブース内で、藤沢市 鈴木市長と富士ソフト社長の坂下によるトークセッションを開催します。(詳細は別紙) ※2 調印式は非公開です。 |
■PALRO は富士ソフトの登録商標です。
■ニュースリリースについて |
【ご参考】
コミュニケーションロボットPALRO(パルロ)について |
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PALRO は全高約40cm、重量約1.6kg と片手でも扱える大きさです。複雑な操作は不要で、声をかけるだけでお使いいただける利便性に優れた人型のコミュニケーションロボットです。現在、日本国内の150 箇所以上の高齢者福祉施設で活用されています。 |
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① |
コミュニケーション機能(相手と向き合い、自発的に会話をします) |
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② |
移動・モーション機能(体を動かし、自由に歩きます) |
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③ |
学習機能(顔を認識して人や場所を記憶します) |
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④ |
インターネット接続(インターネットやクラウドとつながり情報を伝えたり、新しい機能を追加できます) |
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PALRO は施設のスタッフに代わって、ダンス、体操、ゲーム、クイズなどを組み合わせたレクリエーションプログラムをおよそ20 分間、施設スタッフの手を借りることなく、たった1 体で進行することができます。365日毎日変わって飽きることなくお楽しみ頂ける豊富なプログラムをご用意し、更にインターネットを活用して新しいプログラムもどんどん覚えていきます。また、PALRO は約100 人の顔と名前を憶えることが可能で、人の顔を見つけて、人の名前を呼びかけるPALRO に高齢者の方々は愛着と親しみをもたれます。 |
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■PALRO 公式サイトhttp://palro.jp/ |
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富士ソフト株式会社について |
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富士ソフト株式会社は、1970 年創立の独立系IT ソリューションベンダーです。 |
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■富士ソフト公式サイトhttp://www.fsi.co.jp |